晴れた日は外へ、雨の日は家に

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井宮神社へ ~夏越の祓と茅の輪くぐりについて~

今日も暑い一日でしたね。

静岡市は雲も目立ったものの青空が雲の隙間から望めました。

f:id:poppoya1994:20180630232726j:plain今日は六月の最終日です。

明日から一年の折り返しですね。

 

近所の井宮神社に散歩がてら出かけてみました。

いつもは閑散としている神社に多くの人が参詣しています。

本日は『夏越の大祓』なる神事が執り行われているようですね。

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半年間を振り返る意味もあるのでしょうか、

神社では6月最終日に『夏越の大祓』という神事が行われます。

 

目的としては、半年間の汚れを祓い清め

無病息災を祈るために行われます。

12月にも同様の神事が『年越しの祓』として行われます。

 

階段を上り、本殿へ

井宮神社は賤機山の中腹に位置しています。

 

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関東甲信では梅雨明けだそうですが、

まだまだ紫陽花は綺麗に咲き誇っていますね。

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暑い中なんとか階段を上ると

拝殿に到着です。

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なにやら大きな輪っかがありますね…

この輪っかは『茅の輪』と呼ばれ

大祓とセットのアトラクション?として親しまれています。

なんとこの輪っかをくぐるだけで汚れを祓う禊の効果があるそうです。

くぐるだけでいいならこれはくぐっておくしかないですね。

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ただくぐるだけではだめなようで

何事にも作法が存在するようです。

上図のようなくぐり方を三回繰り返すことが作法だそうです。

面倒くさいですね。

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現在の拝殿は1776年(安永五年)に再建されたものです。

祭神は水神であるイチキシマヒメ、セオリツヒメの2柱です。

神社の参道正面には、江戸時代に造られた『薩摩土手』もあり、

そこの守護神でもあります。

安倍川からの水害を防ぐことを期して水神が勧請されたのでしょうか。

 

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またセオリツヒメは夏越の大祓で唱えられる

祝詞大祓詞』の中で、諸々の罪・汚れを

大海原へと持ち出してくれる神とされています。

今日は現代社会の諸々の罪・汚れを祓うために

駿河湾と神社を何往復もしているのではないでしょうか(笑)

 

拝殿の屋根には三つ葉葵の家紋があり

徳川家との関連も伺えます。

 

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ご神木は楠のようですね。

こんもりとした樹形が特徴の樹ですが、

どうやら最近さっぱりとしたようでした。

 

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枝葉は樟脳として虫除けに用いられます。

そういった悪いものを近づけない特徴も、

神木として祀られる理由の一つでしょうか。

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なかなかの巨樹ですね。

樹齢100年は越えているのではないでしょうか。

 

帰りがけに和菓子屋さんで

水無月というお菓子を購入しました。

 

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半透明で涼しげなお菓子ですね。

夏越の大祓の際に食べるお菓子だそうです。

 

これから夏本番

茅の輪をくぐったからには体調を崩さないようにしたいですね。

皆様もご自愛ください。